「もうここから離れたくない」と思える居場所を

日本小屋の夢は、
日本で暮らしている外国の皆さんが、

日本語や日本の文化を学ぶことによって、
必要な情報に手が届く!
日本で自分がしたいことが全部自由にできる!
地域の日本人と共生できる関係を築く!

そして、「もうここから離れたくない」と思うほど日本を好きになる!
それぞれにとっての「もうここから離れたくない」と思える日本での居場所を、一緒に作っていきます。

嫌な思いを少しでも少なく…

 千葉県の八千代市八千代台に駄菓子屋を併設した教室を構え、外国から来た方たちに日本語と中国語のプライベートレッスンや学校帰りの子どもたちの放課後預かりを行っております。

 元々は日本語教師として日本語学校で留学生に日本語を教えていました。入学したて学生たちはあいうえおも読めず、アルバイトというと工場で荷物を詰めるというような仕事しかできません。その学生たちが日本語が上手になるにつれて接客やサービスの仕事ができるようになり、専門学校や大学へ進学、就職する。その成長過程を間近で見ることができました。しかし、日本語学校を卒業した後にも私のところに学生たちからよく日本での生活や人付き合いに関する質問や相談のメールが来ていました。

 日本小屋は、学校や社会や友達からでは教わらないことをきちんと教えてあげます。
 それによって、知らなかったことで嫌な思いをすることを少しでも少なくします。

今のあなたは昔のわたしです

 実は私も昔、日本で暮らす外国人でした。9歳のときに両親の仕事により来日し、日本語が全くわからないまま公立小学校の3年生クラスへ転入。クラスの友達に「貸して」と言いたかったところ、日本語でどうやって言うのかが分からず、「これ、これ…」と指をさしながら話していた光景は今でもはっきりと覚えています。

 片言の日本語を使ってなんとか生活はできていても、人にうまく伝えられなかったり、コミュニケーション上の適切な受け答えができなかったりとしたことで心が通じ合えるような友人はなかなかできませんでした。周りの人たちに生活の違いによって話しかけることがなかなかできず友達を作ったり、輪の中に入っていくことができませんでした。

 日本文化や生活習慣などを知ってたら…、
 もっとはやくみんなと仲良くなれたのでは?嫌な気持ちになることもなかったのでは?
 
 このような思いから日本小屋を始めました。

地域の人と共存できる、より快適な生活へ

 ここで学んでいる人たちは語学だけではなく、靴のそろえ方や日本の心得を勉強していきます。日本で本当に暮らしていると実感できる生活、日本人と共存できる生活、それをわたしはサポートしたいです。

 ここで学ぶと、日本語だけではなく、日本の生活文化や習慣なども身に付く。子どもの幼稚園で他の日本人ママと交流が持てるようになったり、アルバイト先で友達ができるようになったり。または、同じ環境で学んでいる生徒同士でも交流が持てて悩みを共有したり。

  そういう温かい、面倒見がいい、日本小屋を目指しています。

 これをご覧のあなたも何か困っていることがありましたら、ぜひ日本小屋にサポートさせてください!
 一緒に乗り越えていき、日本での生活をストレスの少ないより快適なものにしていきましょう!

プロフィール

原田捷子 HARADA Shoko
中国上海市出身
元外国人児童の現役日本語教師

 9歳の時に来日、公立小学校の3年生クラスに転入。高校在学時にカナダへ短期語学留学。その後、神田外語大学外国語学部に入学。卒業後はIT系企業に入社。結婚後に家族の転勤により九州福岡へ。日本語教師養成講座を受講し修了後に日本語学校の講師となる。福岡市教育委員会の日本語指導員として市内小中学校に在籍している外国人児童への日本語指導も兼務。その後、再び千葉へ戻り、出産。
 育児をしながら、2017年日本小屋を開業。自分の生い立ちや背景、子育てで得た経験なども含めて、日本で生活している外国人に対して日本語レッスンと生活サポートサービス事業を行う。2023年7月に「放課後ハウス 日本小屋」をオープン。 外国ルーツと日本人の子どもたちがともに通える放課後預かりを始める。駄菓子屋も併設しており、夕方時は子どもたちがにぎわっている。

メディア

● 独立行政法人科学技術振興機構(JST)「客観日本」に寄稿。
 小学入学までの時期の子育てや幼稚園などについて紹介しています。

● 八千代台まちづくり合同会社発行
フリーペーパー「ReATTA(リアッタ)」編集長
担当コーナー:
 ・Youは何しに八千代台へ!? (vol.6~)
 ・生と性に関する前向きなお話 (vol.11~)